測光のメリット

ニュートラルグレーの基準

どんな種類の光度計も、一貫した方法で光を測定するよう設計されています。 光量計は、すべての被写体が平均的な反射率、つまりニュートラルグレー(真っ黒と真っ白の中間に位置するため「中間色」とも呼ばれる)であると仮定しています。 このニュートラルグレーを基準にすることで、反射光量計は「平均的な」照明条件下で「平均的な」被写体に対して正しい値を示すことができるのです。 しかし、光量計は被写体を見ることができず、光の強さだけを測定します。

反射光を利用する

携帯型の反射光測定器(カメラ内蔵型も含む)は、被写体に反射した光の強さを読み取ります。 しかし、光が被写体に当たってから測定するため、被写体の表面の反射率の影響を受けます。 また、反射光の測定はカメラ位置から行うことが多いため、一般に広い範囲を撮影することになり、さまざまな反射面や色が含まれるため、測定値に偏りが生じることがあります。 例えば、明るい日に砂浜を歩く人を撮影する場合、砂に反射した光が測定値を上回り、人物の露出がアンダーになります。
反射式メーターは、例えば白い猫と黒い猫では測定値が異なりますが、どちらも同じ中間色のグレーとして記録される露出を提供します。 同じように、降ったばかりのきれいな雪と黒い炭鉱は、同じミディアムグレーとして記録されます。 また、赤いリンゴと青いリンゴは、反射する光の量が大きく異なるにもかかわらず、反射率計では同じトーンとして記録されます。 重要な被写体の前に18%ニュートラルグレーのテストカードを置くと反射率の精度が上がりますが、現実的ではありません

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