Abstract
Objectives: CTでリンパ節内のfatty hilumは良性の特徴とされている。 しかし、時にFDG活性を伴うことがある。 本研究では、PET/CTでfatty hilumを有するリンパ節内のFDGの取り込みの性質について検討する。
方法: がんステージングのためのPET/CTスキャンで、fatty hilaを有するリンパ節のFDG取り込みが増加していた11件を、レトロスペクティブに検討した。 良性・悪性の病因は臨床的・画像的フォローアップにより判断した。 95%ブートストラップ信頼区間を計算し,良性リンパ節と悪性リンパ節のSUVmaxと短軸結節径の平均差を評価した
結果。 FDGの取り込みとfatty hilaを認めた11名のリンパ節は,平均SUVが4.7±2.7(範囲:2.2~11.4),平均直径が1.2 cm±0.4(0.7~1.6 cm)であった。 6個のリンパ節が悪性の病因であった。 悪性リンパ節の平均SUVは5.3±3.7で、平均直径は1.4cm±0.4であった。 6個のリンパ節は良性であった。 良性リンパ節の平均SUVは4±1.4で、平均直径は1cm±0.2であった。 平均SUVと直径の差の信頼区間はそれぞれ(-4.43, 1.27), (-0.733, -0.0667)。
Conclusions: 脂肪肝のあるリンパ節における代謝亢進は,良性または悪性の病因である可能性がある。 SUVの95%信頼区間はゼロに重なり、良性リンパ節と悪性リンパ節でSUVに差があることを示す証拠はない。 悪性リンパ節がより大きいことを支持する弱いエビデンスがある。 適切な臨床シナリオでは、脂肪性丘陵の存在により、さらなる調査を断念すべきではない
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