変形性関節症が頭痛の原因になっている可能性は?

Question: 私は脊椎のOAです。 頻繁に頭痛がするのですが、関節炎と関係があるのでしょうか。 もしそうなら、どうしたらよいのでしょうか。 普通の鎮痛剤では効きません。
回答 背骨と頭蓋骨が接する首の高い部分の変形性関節症(OA)の結果として、時折、頭痛が起こることがありますが、それは珍しいことです。
鎮痛剤が効かないとのことですので、薬の使いすぎや毒性頭痛とも呼ばれる反跳性頭痛が起きているのではないかと思われます。 鎮痛剤やその他の頭痛薬(片頭痛に処方されるものなど)を頻繁に服用すると、負の連鎖が生じます。
たとえば、鎮痛剤のラベルには、10日以内に使用するように書かれているものもありますが、それ以上使用すると、体がそれに慣れてしまう可能性があります。 それ以上使用すると、体が慣れてしまうからです。 朝、カフェインを取らないと頭痛がするのと同じような状態です。 そうすると、さらに鎮痛剤を飲むようになり、問題が悪化するのです。
リバウンド頭痛が問題ではなく、アセトアミノフェン(タイレノール)、イブプロフェン(アドビル、モトリン)、ナプロキセン(アリーブ)などの市販の鎮痛剤が効かない場合は、医師に相談して、別のタイプの薬を処方してもらうことをお勧めします。 例えば、抗うつ剤を日常的に服用することで、反跳性頭痛を起こさずに頭痛を予防することができるかもしれません。
また、線維筋痛症など、よりびまん性の疼痛症候群である可能性についても、医師に相談してみてください。 線維筋痛症の人は、典型的な鎮痛剤に反応しない頭痛だけでなく、背骨に痛みがあることがよくあります。 線維筋痛症と診断された場合、運動、鎮痛剤、そしておそらく深い眠りを改善する抗うつ剤の治療計画が、頭痛だけでなく背骨の痛みも和らげるのに役立ちます。
Daniel Clauw, MD
Director of the Chronic Pain and Fatigue Research Center
University of Michigan
Ann Arbor, Michigan

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