通常、肺の中には適度な粘液が存在します。 嚢胞性線維症の人や、肺が炎症を起こしたり感染したりすると、濃い粘液が大量に作られます。 余分な粘液は、繊毛(肺の裏側にある小さな構造物で、肺から余分な粘液を取り除く)の働きを鈍くしたり、止めたりします。 繊毛が粘液を取り除くことができない場合は、肺が粘液を排出するのを助けなければなりません。 そのために胸部理学療法が行われます。
胸部理学療法は、姿勢ドレナージとも呼ばれ、お子さんの肺の中の余分な粘液を取り除くお手伝いをする方法です。 粘液が多いと肺の気道をふさいでしまうので、これは重要なことです。
胸部理学療法はどのように行われるか
胸部理学療法は、胸部パーカッションを使用します。 胸部パーカッションは、吸引カップに似たパーカッサーカップで胸を叩くものです。 これは、肺の気道を振動させます。 振動によって粘液が緩み、咳き込むことができるようになります。 写真1参照。
パーカッサーカップ
- 決して素肌の上でパーカッサーをしないでください。 子供がTシャツやワンピースを着ていることを確認してください。
- パーカッサーを指で挟み、子供の胸と背中の6ヶ所を2~4分間しっかりと叩きます。
- 一定のリズムで叩きます。
- 正しく行うパーカッションは痛くない。
体位
- 排液する肺の部分が他のどの部分よりも高くなるように体位を整えます。
そうすることで治療がより効果的になり、あなたとあなたの子供の両方にとって簡単になるので、楽な体位をとることは重要なことなのです。
- お子様を膝の上に乗せてください。
- お子様の膝と腰は常に曲げて、リラックスさせて咳をしやすくします。
- 以下の写真1~6は、胸部理学療法が行われる方法を示しています。
その他の情報
- できるだけ楽しくできるようにしましょう。
- 乳幼児の場合、昼寝や就寝の直前に行うと、眠くなることが多いので、胸部治療をしてあげましょう。
- エアゾール治療が処方されている場合は、医師の指示がない限り、打診治療の前に行います。
- 胸部理学療法は、咳や病気の最初の兆候で増加する必要があります。
チェストベストへの移行
お子さまが頭を持ち上げて安定できるようになったら、チェストベストを使った胸部治療を開始するか医師に相談してください。5インチ(首の付け根から腰まで)
Chest Physiotherapy (PDF)