2016年、価格はCUCだがCUPで支払えることを知らせる看板(現金とカード可)。 お釣りはCUCで返ってきます。
1981年から1989年まで、キューバではいわゆるINTURコインと小切手を使用していました。 この小切手には、自国通貨ではなく、換金可能な外貨が交換され、自国通貨では購入できない一部の高級品の購入に利用されました。
また、1985年からキューバ国立銀行が様々な種類の外国為替証書を発行しました。
特別期間の経済問題から、キューバ政府は(それまで違法だった)アメリカドルの保有を認め、最初は観光や高級品についてアメリカドルで商品・サービスを販売しはじめました。 1994年には、米ドルと一緒に流通する兌換ペソの発行を開始しました。
これは、主食に使われるキューバ・ペソ(CUP)とは別物です。 キューバペソ(CUP)は、両替所(CADECA)で固定レートで兌換ペソ(CUC)に両替することができる。 2000年代初頭以降、レートは1CUC=24CUP(売り)、1CUC=25CUP(買い)となっているが、国家簿記上、両ペソは1:1のレートで評価されている。
2004年11月8日、キューバ政府はヘルムズ=バートン法によるさらなる制裁に報復するためとして米ドルを流通から撤去した。 2004年11月14日までの猶予期間後、米ドルを兌換ペソに交換する際に10%のサーチャージが課されるようになりました。 この変更は、数週間前に発表され、猶予期間によって延長された。 米ドルの両替額が予想以上に多かったためとされている。
2014年から国営商店はCUCとCUPの両方で価格を設定し、どちらでの支払いも受け付けるようになった。 10%の課徴金は2020年7月に撤廃された。
2019年末以降のキューバの経済困難は、CUPとCUCの店での品不足、米ドルで価格を設定し外貨で裏付けられたカードによる支払いのみを受け入れる店の開設、米ドル両替の10%のペナルティの免除、非公式の交換媒体としての米ドルの再開、非公式の路上交換におけるCUCの価値の1米ドル以下の急落を招来した。